パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

将来の夢に折り合いをつけた子供

こんにちは😊

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

 

今回のテーマは【将来の夢に折り合いをつけた子供】です。

 

あなたも幼稚園や保育園を卒業する時、卒業アルバム用に「将来の夢」を書かされたことと思います。

 

お花屋さん、ケーキ屋さん、電車の運転手、仮面ライダーなどなど…

 

「自分は何にでもなれる」

「なりたいものになれる」

と当然のように考え、

「大きくなったら○○になるんだ〜!」

(≧∀≦)/♥

なんて宣言していた訳ですよね?

 

私の勤務する保育園児達も、目をキラキラさせて将来の夢を語ってくれます。

 

しかし、いつからでしょうか?

 

「そろそろ現実を見なよ」

と周囲の大人に言われ始めるのは。

 

アスリートやアイドルなど

体格や容姿、才能や運がものをいう仕事は、当然「なりたい!」と思った全員がなれる仕事ではありません。

 

私が大好きな中学受験漫画『二月の勝者』でも

 

 

「全国のサッカー競技人口(高校・大学・Jユース所属の最高学年)がプロサッカー選手になれる確率は、0.21%」

であるとのセリフがありました。

 

そんな厳しい現実を知った子供は、いつしか

「しょせん夢は夢なのだ」と、

これから生きていく現実と折り合いをつけるのです。

 

もしかしたら歌舞伎役者のご子息のように、本人がこの世に誕生した瞬間から、職業の選択肢が一切与えられていなかった😨

という人も山ほどいるのでしょう。

 

その一方で。

実際に、子供達に大人気の職業に就いた人も当然いるわけで。

 

先月(2022年12月末)紅白歌合戦を見ていたら…

キラキラの衣装を着て、歌って踊って、スポットライトを浴びるPerfumeの姿がありました。

 

「いつまでも体型も変わらずプロ意識すごいな〜🙂」

「ここまでのレベルになるまでどれだけの努力を重ねたんだろう…」

とぼんやり見ていたのですが、ふと

以前何かのテレビで、メンバーのかしゆかちゃんが

 

↑イラストでいう真ん中のコのイメージです(笑)

 

「デビューからずっと髪型を変えられないのがちょっと不満かな…」

「でも変えないことで、みんなに覚えてもらえるから…」

と言っていたのを思い出しました。

 

当時この言葉を聞いた私は、“その道のプロとして働くことの、人生の捧げ具合”に度肝を抜かれたんです。

 

だって考えてみてください。

仕事のためとはいえ、女性にとって20年近く自由に髪型ひとつ変えられないって拷問です。

 

あのパッツン前髪の黒髪超ロング。

 

確かに数年で飽きそうです。

毎日のお手入れも大変そうです。

 

でも20年近く第一線で活躍し続けるって、こういうことなんですね。

 

Perfumeに限らず、みんなが憧れる仕事に就いている人って、

人が手にし得ないものを得た代わりに、沢山のものを捨てています。

 

プライベート、青春、もしかしたら結婚・出産なんかも。

 

“夢を夢として折り合いをつけた普通の人”より、よっぽど厳しい現実を生きています。

 

「キラキラした世界にいて羨ましいな〜」

「あなたは夢を現実にできていいわね」

なんて、常に周りに疎まれながら。

 

若い女性に大人気なジャニーズアイドルだって、

「お姉ちゃんが勝手に履歴書送ったから」

「気づいたらデビューしてた」

 

なんてお気楽な理由や、スタート時は本人に大した志がなくても、

コンサートやテレビで見る姿は常に全力投球✨

 

眠い…疲れた…休みたい…イライラする…

 

内心どんなメンタルであれ、いつもお客さんの前では最高の笑顔でのパフォーマンス。

そして実際に沢山のお客さんの心を鷲掴みにしています😍

 

↓全力なアイドルを見られます💕

 

正直、自分が20代の頃は、そんなアイドルを

「職業アイドルて…😂どんだけモテたいねん!!」

なんてバカにしていましたが(←ごめんなさい💧)今なら彼らの凄さが分かります。

 

自分の代わりがいない、選ばれし者の仕事って死ぬほど大変です。

 

だからこそ思うのです。

周りから「成功者だ」と思われる仕事に就けた人だけが、人生勝ち組なんだろうか?

 

子供の頃の夢を諦めたことのある人だけが、辛さを経験しているのだろうか?

と…。

 

それぞれ仕事に就いたきっかけはなんであれ。

テレビで輝くあの人のように、大事なのは仕事の意義を見つけ、全力でその期待に答えられる人になること。

 

人の成長の段階として

①幼少期のキラキラした夢語り期

②厳しい現実を知り、夢を夢として受け止める絶望期

があるとするならば、

③は縁あって就いた仕事に、自分なりの価値を見つけていく真の大人期

だと思います。

 

必然でも偶然でも、自分の仕事で人を幸せにさせる。

それが大人。

 

そういう大人に、私もなりたい…

(⁠ ⁠・ั⁠﹏⁠・ั⁠)

 

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