パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

子供を褒める保育はなぜ良くないの?

こんにちは😊

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

今回のテーマは【子供を褒める保育はなぜ良くないの?】です。

 

前回、こちらの↓↓

 

本の著者である大川繁子さんの保育園での保育についての記事を書きました。

↓↓↓

www.childnote.net

 

が、しかし!

私の中でまだまだ記事にしたい事が溢れているので、今回は「子供を褒める」ことについて書いていきたいと思います。

 

以前私は、今とは違う保育園でパート勤務をしていたんですが。

その保育園では

「何か褒める事があったら、そこにいる保育士全員で、大声でその子を褒めましょう!」

と、“褒める保育”を信条とする保育園でした。

 

当時、保育士資格を取得したばかり&初めての保育園勤務だった私は、何の疑いもなく

 

「○○君、ちゃんとお片付けできたの〜!?すご〜い!(*^▽^*)」

「ご飯残さず食べてる!えら〜い!!(>ω<)」

 

…とか言って、まるで演技が濃いめの舞台女優かのように、大げさなリアクションで子供を褒めまくっていたんです。

 

今思えば恐ろしいことに、褒めることの弊害なんて考えることもせず。

(何より、褒めると子供が照れたようにハニかむ笑顔をするので、それが可愛くてね〜😍)

↑※単純すぎる当時のわたし…

 

でも、この本の著者である大川繁子さんの保育園で行っている保育は、【アドラー心理学】をもとにしたもので、子供は一切褒めないんです。

 

アドラー心理学では

「自分はみんなが参加する社会の一員である」

という意識を持って、

「その中で自分には何ができるのかを考える」

ことを目指すのです。

 

だから何をしても、子供は一切褒めないんです。

 

子供への声の掛け方は

「○○をしてくれて、先生助かったなぁ!ありがとう!」

「○○したら、悲しいなぁ」

 

と、あくまでも“子供は対等な立場”だと踏まえたもの。

 

では、なぜ褒める保育は良くないのか?

 

それは、最終的に、褒められることが行動の目的になるから。

 

子供って賢いから、

「大人が見てる時だけやればいいや〜😏」

「先生もお母さんも見てないから、やらなくていいや〜😒」

 

って行動を“損得”で考えるようになるんですよね。

 

もちろん目指したいゴールは、そこじゃないですよね?

 

本来目指すべき人格形成は、

「誰かに喜んでもらうって嬉しいなぁ💕」

「自分のしたことが誰かの役に立ったんだなぁ☺✨」

 

という、人に貢献することに“喜び”を感じられるようになること。

 

逆に。

子供がウソをついた時も、吊るし上げるようなことは、絶対にしてはいけないそう。

 

大川繁子さんは

「子供相手に、警察も裁判所もいらない」

と言います。

 

子供は本来うそをつくものだし、失敗もする。

逃げ道を残さずに追い詰めたら、より一層ウソをつくようになる、と。

 

確かに大人って、鬼の首取ったように子供のウソを問い詰めがちです。

 

良いことをしたら褒め、

ウソをついたら叱る。

 

これって、ほとんどの親や保育士がやってますよね。

※私も耳が痛い話です。

 

でも本来「評価を下す」って、上下関係の上の者が下の者へ行うもの。

 

子供を子供扱いせず、人格を認め対等に接する。

 

それを忘れなければ、子供とのコミュニケーションはうまくいくそうです。

 

保育って奥深いですね。

大人側が頭を使って、勉強して知っていかないと。

私も今からでも、子供への声掛けを変えてみよう。

 

じゃないと将来私が完全なボケ老人となり、親子の上下関係において下剋上が起こった時、

 

「それ前にも言ったでしょ!」

「だからこれは○○なんだってば!!」

と、子供から大逆襲に遭いそうなんでね😏

 

人間、自分がされてきたように相手にやり返しますから…

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

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