パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

モンテッソーリ教育をする92歳の保育士

 

こんにちは😊

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

今回のテーマは【モンテッソーリ教育をする92歳の保育士】です。

最近『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』という本を読んだのですが。

タイトルに惹かれて何となく手に取ったものの、

正直最初は

「お婆さんになっても現役保育士な私、すごいでしょ」なドヤァ本で、どうせ中身はペラペラ系でしょ?

って思いました。

(※なら手に取るな)

 

ところがところが。

内容もメチャメチャ良いのです。

 

この著者の大川繁子さんという方。

 

こちらの本

 

を出版した2019年時点で92歳。

そんな高齢で現場の保育士って大丈夫なんだろうか…!?

(@_@;)💦

と、ちょっと心配になりますよね。

きっと担任を持ったり、肉体仕事は他の先生がされているんでしょうが…。

それにしてもあっぱれ過ぎる!!

いや、あっぱれなのは、なにも年齢のことだけではなくて。

今回伝えたいのは、その保育園そのものと、そこでの保育方針です。

「小俣幼児生活団」という名前のその保育園。

名前だけ聞いたら

「またユニークな名前にしたね〜(๑˙❥˙๑)」

って感じですが、

・敷地は3000坪超

・最も古い園舎は築170年で、ペリー来航より前!

・園庭には池も梅林も灯篭もマリア像もある

そうで💦

 

…なにそれ(笑)

めっちゃ面白そうなんですけど…😂💦

 

因みに保育内容も独特で、今でこそ有名な【モンテッソーリ教育】と【アドラー心理学】をいち早く取り入れていたそうです。

 

(※幼児教育に興味のある人なら聞いたことあるくらいにメジャーですが、世間で騒がれるだいぶ前から保育に取り入れていたんですね)

 

だからその園では、ルールとして

・0〜4歳までは「クラスみんなで同じことをする時間」はない

・給食はバイキング形式で、自分で食べる分を決める

・お昼寝は強要しない

・園のルールは園児が決める

・園児には命令しないで「〜してくれませんか?」と声掛けをする

 

など、「自分で考える力」や、「保育者は子供を一人の人間として対等に接する」ということを大切にしているそう。

 

子供が集中して遊んでいたら、食事の時間になっても遊んでいたかったらそのまま遊んでいて良いみたい。

 

↑えぇ…!?ほんとですか!?

( ゚д゚)!💦

 

と、にわかには信じがたいルールですね。

 

そんな保育方針ですくすく育ち、卒業していった子供達は(小学校低学年こそ学校のガッチガチな規則に沿わず自由人なようですが)5年生になるとググ〜ッと伸びていくそうで。

 

「自分で考える力」や「問題解決能力」がしっかりと育っているからなんですね

そんな卒業生達の評判が評判を呼び、この保育園には毎年沢山の人が視察に訪れるそうです。

 

「どうしてもこの保育園に入れたい!」と願う保護者の中には、わざわざ引っ越してまで入園したり、中には

「この園に入るために仕事を見つけてきました!!」

という保護者もいるんだとか😳

 

でも、そんな保護者の気持ち、痛いほど分かります。

だってこれから増々AIが発達し「確固たる1つの答えがある問題」なんて、一瞬で答えを出されちゃうんです。

 

そうではなくて、それよりも大切なのは「こんな時はどうしたらいいかな?」と、その時の状況や与えられた情報の中から自分なりの答えを自分で出していく力

まさに、この保育園で大切にされている

 

「自分で考える力」

 

これが、これからの世の中で必ず求められる能力。

 

娘の中学受験でも、入試説明会のたびに

 

「知識を使った上で、自分で考えた答えを書かせる問題が増えています」

「対策しようがない初見問題が増えています」

 

と、耳タコなほどに言われました。

 

これからの世の中でそういう人材が求められているとあらば🤔

大学受験の段階で、その能力を持った子供を合格させる。

中高一貫の進学校でも、同じようにその能力を持った子供を合格させる。

幼児・小学生の段階でその力を養っておかないと、中学受験で合格できない。

 

という論理になるのは当然なこと。

 

92歳の現役お婆ちゃん保育士が、そのことにだいぶ前から気づいて保育を行っていたなんて。

 

やっぱりあっぱれしかない。

 

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