パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

子育てがつらい・孤独な理由

こんにちは😊

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

今回のテーマは【子育てがつらい・孤独な理由】です。

インターネットで「子育て」と検索すると…。

だいたい 次の関連検索ワードは

・疲れた
・つらい
・悩み
・孤独
・相談

などネガティブなワードが並びます。

ふむぅ…(。ŏ﹏ŏ)
世の中には、子育てに悩んでいる人が沢山いる…。

私もピークに子育てが大変だった時、インターネットで貪るように情報収集に明け暮れた事があるので。

気持ちはよく分かります!

でも一体なぜ、こんなにもみんな子育てが辛い辛いと言うのか??


その答えのヒントになりそうなものが、養老孟司さんの言葉の中にありました。


医学者・解剖学者であり、御著書『バカの壁』も有名な養老孟司さんは、

「現代は、水洗便所症候群である」

とおっしゃっています。

つまりどういうことかと言うと。

何でもすぐに流してしまう便利な現代の発明品

「水洗便所」

というものが象徴するように、

一次産業が減り、現在の情報化社会では、

人が自然のものとして存在する以上避けられない「汚いもの」を全部すぐに流して、人から見えづらくしてしまっている

とのこと。

※因みにここで言う「汚いもの」とは、広い意味で
「自然なもの」ということ。

単純におしっこなどの排泄物だけでなく、月経、出産、
そして人の死など。

・生理になったら使い捨てナプキンに包んで、すぐにゴミ箱に捨てたり

・家族が見守る自宅ではなく、病院でお母さんは一人で子供を産んで

・誰かが亡くなれば、葬儀屋さんが全て段取りをつけてやってくれる

つまり昔に比べて、生も死も実感が持ちにくくなっている、ということ。


そしてきっとこの中に、「子育て」も「自然なもの」として入ってくるのだと思う。

小さい頃から保育園に入る子供が増えたことで、
昔より隣の家の子育てが見えづらくなり。

自分一人が悩みの渦中にいるように感じてしまう…。

現代のママ達の悩みの原因は、…きっとここだ。



一見すると

「昔よりも衛生的になった!✨」٩(๑´3`๑)۶

と、ポジティブに考えてしまいがちな、水洗便所を象徴とした現代の

・便利で
・快適で
・衛生的

な生活。


でも本当にそれでいいんでしょうか?


養老先生曰く、

「都市的な社会では、身体(自然)は下に見られる」

そうです。

だから都市化とともに、身体という「自然」からどんどんと離れていったそう。


ですが、本来人間というものは、偏ったものからは常にバランスを取ろうとするもの。


あえて面倒くさくて、思い通りにいかないことをやる。

↑コレの代名詞とも言える、昨今ブームなアウトドア。

都市化しすぎた現代の生活と、どこかバランスを取ろうと、本能で“自然と対峙するアクティビティ”を、人間が求めているのかもしれません。


そして、私が子育てや保育にやりがいや楽しさを感じるのもきっと同じ理由。

“保育”や“子育て”というものに触れることで、実感するやりがい。

現代の社会で言えば、保育も子育ても

・大変なもの
・昔より見えづらいもの
・予想通りにいかないもの
・やっかいなもの
・汚いもの

なのかもしれない。

でもアウトドアにハマる人も、きっと

大変で、汚れて、思い通りにいかなくて、試行錯誤するのって楽しい!!✨
ってことを知っているんだと思う。


そしてそこにこそ、人間にとって大切なものが隠れているはず。

★★★★★

ということで、今回のテーマは【子育てがつらい・孤独な理由】でした。

人間は、自ら意識して「汚いもの」を見なくて済むよう排除してきたはずでした。

でも結局は、そういった「自然なもの」からは、どうやっても逃れられない。

人はお腹も減るし、眠くもなる。

この世では誰かが生まれて、そこには育てる人がいて。

介助が必要な人もいて、そして死んでいく人もいる。

本来はそういったことに携わる職業が、1番尊いのでは…?

と感じる今日このごろです。


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