パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

保育園で子供に「嫌い!」と言われたら

こんにちは☺

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

 

今回のテーマは【保育園で子供に「嫌い!」と言われたら】です。

 

これは「いつか書いておきたい」とずっと思っていたテーマでした。

 

実際に「私も言われたことがある!!」という方、

 

また「言われるのが怖い💦」という方、実は結構いるのではないかな…??と思っています。

 

何を隠そう、私自身がそうでした(笑)

実際に保育園の子供に「嫌い!」と言われた経験があります。

 

結論から先に言うと、子供に

「先生嫌い!」と言われないためには、

【1にも10にも信頼関係が全て】

です。

 

ですが当時の私は、保育の「ほ」の字も分からない、ズブの素人。

 

もう今から6年くらい前の出来事であるにも関わらず、未だに鮮明にそのことを覚えているくらい😥

 

きっともう死ぬまで忘れないでしょうね…(笑)

 

あれはまだ保育資格を取ってから間もない頃。

そう、初めての保育園勤務をちょうど開始した頃でした…。

 

当時4歳だった男の子に、私が何か注意をしたんですよね。

そしたら

「先生なんて嫌いっ!!!!」

と大きな声で言われたんです。

 

…もう、いきなりこの仕事の大変さの洗礼をガツーン😵😵😵と受けた気分になりまして。

 

なんせ、初めての保育園勤務を開始したて💦

自分の子供に憎まれ口を叩かれるより傷ついている自分がいたのを、今でも覚えています。

 

すると、

私があまりのショックに放心状態で、相手の男の子に何も言えずにいると…

 

いつもとっても優しくて穏やかなA先生(私より若い)が、すごい顔してその男の子を呼び寄せ、

 

「今の聞いてたよ!(怒)」

「○○先生(私)に謝りなさい!!!!!」

ってすごい剣幕でその子を叱ったんです。

 

(↑私が「先生なんて嫌い!」と言われているところを、ちゃんと見てくれていたんですよね。)

 

その男の子は、その剣幕に圧倒され、トボトボと私の前に戻ってきて

「ごめんなさい…😔」

って謝ってきたんです。

 

もうびっくりです。

何がびっくりしたかって、私に謝ってきたことです。

 

その男の子は本当にいつもやんちゃで「手加減」というものを知らない子だったんです。

度を超えた行動ばかりが目立ち、保育士の言うことを聞かない事も多々あり。

 

自分のことを自制することも苦手で、喜怒哀楽の表現も激しめ。

物事を自分中心に考えるので、謝ることも苦手。

それによって、同じクラスのお友達とも仲良くできず、少し浮いている部分もあって…。

 

詳しい事は分かりませんが、少し発達障害ぎみな所もあるようでした。

 

そんな男の子だったので、当時は私も少し苦手に感じていて。

「どうやって関わればいいのかなぁ」

って悩んでいたんです。

 

とは言っても、悪いことをしたら注意しなければいけないし。。

 

そんな中そのA先生は、まだ勤務1ヶ月目くらいの私を、いつも目の端で見守ってくれていました。

 

保育のやり方について、何も知らない私でしたが、「何か困ったことが起きていないか」

と、常に注意して見てくれていて。

 

正直、

「この仕事、うまくやっていけるのかなぁ」

と不安でいっぱいでしたが、A先生の優しいお人柄に触れ、

絶対に頑張ろうと心に決めた出来事でした。

 

あの当時の先生の行動には、今でも心から感謝しています。

 

見て見ぬ振りなんてされていたら、ショックで辞めてたかもしれませんね(笑)

 

それから、その男の子とどうやったらうまく関われるのか、一生懸命考えました。

 

A先生と、私では何が違うのか?

どうして私の注意は聞いてもらえなかったのか…?

 

自分の頭で必死に考えた結果、出した結論は

【その子との信頼関係に費やした時間】

です。

 

当時の私は勤務を開始したばかりで、子供との信頼関係もほとんど築けていませんでした。

 

なのにも関わらず、

「いけないことをしたら注意しなければ!」

ということだけが頭を回っていたように思います。

 

肩に力が入りすぎていた、というか。

 

子供にしてみたら当たり前ですよね。

いきなり

「この人は新しい先生(=つまり、言うことを聞かないといけない人)です」

と言われても

「は?そもそもお前は誰だよ!」

ってなるのも当然だと思います。

 

信頼するに足るかもどうかも分からないのに。

 

もちろん無条件で私の存在を受け入れてくれる子供もいます。

いつも穏やかで、怒られるようなことをそもそもせず。

注意しても「はい」と言えるような子。

 

でもみんながみんなそうじゃない。

 

「子供が言うこと聞いてくれない!」

っていう悩みは、保育士あるあるだと思いますが、

そこはまずは信頼関係に時間を費やす。

 

沢山一緒に遊んで、沢山「笑い」を共有する。

沢山お世話をして「あなたが大切だよ」と言葉以外で伝えていく。

 

子供に何か注意するのはそのあとです。

 

実際私は、これでうまく行きました。

例の男の子も、いつしか私の話を聞いてくれるようになり。

ようやく保育もできるようになってきて。

 

保育は奥が深いなぁ…って思います。

大変さもあるけど、自分が必死に頭で考えて試行錯誤したら、子供もきっと応えてくれる。

 

子供って厳しい(甘くない)けど、私が失敗しても

、努力すれば絶対に受け入れてくれる。

何度でも。

 

今はそう思っています。

 

★★★★★

 

ということで、今回は【保育園で子供に「嫌い!と言われたら」】というテーマでした。

 

本文で少し触れた

「子供が私の言うことは聞いてくれない」

「保育の仕事に自信がなくなって辞めたい」

っていう悩みも、きっと同じようなもので、保育士あるあるだと思いますが。

 

もしかしたらその答えって1つではないのかも。

 

自分で必死に考えたこと。

試行錯誤してみたこと。

それによってうまくいくやり方は無限大なのかもしれない。

 

人を相手にする仕事って、確固たる答えはないし、新しい悩みもこれからきっと出てくる気もする。

 

でもだからこそ、楽しいって思える部分でもあり。

人生、何歳になっても修行です。