パート保育士が仕事と育児をつづる:チャイルドノート 

平凡な主婦が独学で保育士資格を取得。娘は中学受験で御三家中学に進学。

保育園で見えた。“若い親は非常識”というウソ


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こんにちは😊

 

独学で保育士資格を取得後、保育園でパート勤務をしている保育士ママです。

 

今回のテーマは【保育園で見えた。“若い親は非常識”というウソ】です。

 

よく、親が若いと

「子供にキラキラネームを付けがち」 

だとか。

「子供の髪の襟足だけを伸ばしがち」

「車に子供を残したまま、パチンコ店に入り浸りがち」

なんて、悪いイメージで語られますね。

 

「やっぱり若い親はだめね」

「子育てもどうせちゃんとしてないんでしょ?」

なんて言われたりして。 

 

でも本当にそうでしょうか?

 

保育園はある意味、それぞれの家庭がよ〜〜く見える場所なんです。

・子供の事で「こうして下さい」と園に伝える様子から分かる、親の考え方

・子供の身だしなみや言動から分かる、家庭での様子

・持ち物から見える子供への愛情

などなど。

 

今まで3か所の保育園で、かなり沢山の家庭の子供達を見てきましたが、私が思った結論は

 

適当な子育てをしている親は、どこの園でも年齢問わず一定数いる!!!!(笑)

 

もう私もだいぶ生きてきたので、今更驚きもしないですが。

(むしろ、それぞれの家庭の内情が見えて、それを楽しんでます😁💕)

 

確かに、児童養護施設に預けられる子供達の中には、孤児ではなく親が「養育不能」となった場合が多くあります。

中には、

「育児の覚悟もないままに、若くして親になった」という人も多いのでしょう。

 

でも、実際に保育園の子供達を見ていると、

・忘れ物が多い

・持ち物に記名がしてない

・手洗いなど、基本的な生活習慣さえ身についていない

・髪の毛がボサボサ(もしくは寝癖)

こんな子供達のご両親は、いい大人のお父さん・お母さんが多いです。

 

分かります。

仕事で大事な立場にあったり、毎日朝から晩まで時間がなくて、バタバタしてしまいますよね。

 

子供に向き合いたくても、現実問題として時間がない。

(決して、そういう方達をディスりたい訳ではないのです)

 

でも、若くして親になっても、きちんと丁寧な子育てをしている人はいっぱいいるんです。

 

※いや、実際にお母さんが何歳かは知らないですよ?

でも、見た目が明らかに若いので分かります👀✨

 

・いつも小綺麗な洋服を子供に着せている

・発表会などのイベント時には、子供の髪の毛を可愛く編み込みにしてあげている

・持ち物には、全て分かりやすい所に記名している

・家庭でも沢山言葉をかけているからこそ、子供のお喋りがとっても上手

・朝、保育士に子供を預ける時の受け答えが、感じが良く丁寧

 

↑こういった事から、沢山の事が読み取れるんです。

 

きっと大切に育てているんだろう、と。

 

保育士に対しても「子供をよろしくおねがいします☆」という気持ちを持ってくれているんだろう、と。

 

 

かつて一世を風靡した「あやや」こと、松浦亜弥さんというソロのアイドルを知ってますか??

 

彼女の両親はとても若く、両親がともに21歳の時に生まれた子供だそうです。

 

あややが全盛期だった20年ほど前…

私は、彼女のプロフェッショナル精神に打ちのめされていました。

「なんだ、この子は!😱😱😱💦」

「何でこんなに若いのに、人生2回目かのような雰囲気を漂わせているのか…?」

 

・いつも笑顔で

・恐ろしく歌が上手く

・バラエティー番組で見せる、周りへの気遣いも完璧なしっかり者で謙虚な性格

・人を笑わせるサービス精神もあり

・体調が悪くても、それをおくびにも出さず

・「プロのアイドル」を演じながらも、自分自身がいつもその場を楽しんでいる感じ(笑顔に嘘がない)

・そして当然いつ見ても完璧にカワイイ(自分自身が商品であることを完全に理解している)

 

アイドルという点で、彼女はプロ中のプロでした。

 

そして、今になって思う。

このように彼女を育てた両親て、すごい。

 

もちろん、持って生まれた素質の部分も大きいのでしょうが。

でも、誰かが育てないとああは育たないと思うのです。

だって、デビュー当時の彼女はまだ14歳。

世の中を知って、悟るにはあまりにも若い。

 

当時、あややの両親がとても若い事を知った私は、

 

若い親の子供はどうしようもない、というイメージは偏見だ。

 

と身を持って知りました。

 

大人の社会での礼儀やマナーだとか。

努力の大切さ、だとか。

プロとしてお金をもらうとはどういうことか、とか。

 

彼女は、そのあたりを同年代の誰よりも理解していたように思います。

 

「こんな完璧なソロアイドルは、あと数十年出てこないだろうなぁ…」

と当時から思っていましたが。

 

やはり「第2のあやや」と呼べるような逸材は、いまだ出現していないように思います。

 

★★★★★

 

あやや話が長くなりましたが。

今回は【保育園で見えた。“若い親は非常識”というウソ】というテーマでした。

 

同じ事が

「片親だから、子供が非常識だ」

「一人っ子だから、子供がワガママだ」

という理論にも言えると思うんです。

 

「片親だからって、世間にナメられたくない」

「子供が一人っ子だからって、甘々で育ててると思われたくない」

 

そういった思考が働いて、むしろ立派に子育てをしている人って、沢山いると思うんです。

 

もちろん、若いお母さんだって

「どうせちゃんと子育てしてないんでしょ?」なんて絶対に思われたくない、みたいな。

 

若くても、ちゃんとしてる人は沢山います。

 

小さな子供を連れて電車に乗ったりすると、サッと席を譲ってくれたりするのは、たいてい若いお兄さんやお姉さんだったりします。

 

保育園にいると、なおさら沢山の事を感じます。

子供を通して見える、世の中という現実。

 

これを面白がれたら、仕事として最強ですね。